順天中学・高等学校のそれぞれ一年生の諸君!大ホールいっぱいに響いた熱い拍手をありがとう!!

 

「10年ひと昔」のたとえで言うならば、まさに「ふた昔」…。その時に生まれた子供が、成人式を迎えるというこの20年…「新入生オリエンテーション」でずーっと講演の機会をいただいてきました。

ご縁をつくってくださったご担当の先生も僕も一緒に年をとってきたことになりますが、口惜しいことにその先生、全然昔と変わらないのよ。
20年も経っているのにネー。

この場をお借りして、学校長以下諸先生方に改めて心から感謝申し上げます。

 

 当日の写真がなくて残念なのですが、高等学校の1年生の生徒さんの感想文が届きましたので、ご紹介させていただきます。


 丸山浩路さん、石田桃子さん、すばらしい講演会を、僕ら、順天中学・高等学校の一年生のために開いてくださり、本当にありがとうございました。本当のことを言うと、本館から北トピアに向って歩いているときには、講演会をただ聞いているだけではねむくなるだけだと思っていて、ほとんど「聴こう」という気持ちはありませんでした。しかし、丸山さんの登場を見て、今までの、難しくて、少しわからないことが終わって残る、そういう講演会とは少し違う、そう思ったときに、大きな興味が湧きました。一体どんな話があるんだろう、と。そして実際、いつもなら話の途中でうとうとしてしまうことがあるのに、始めの、人指し指・小指・親指で作る「I LOVE YOU」の話から、石田桃子さんのすばらしい演奏、たくや君の話や「背光効果」について。ほかにも高校一年生のすべきことなど、たくさんのお話に聴き入るようになっていました。
 僕が特に一生懸命耳を傾けたのは、石田桃子さんの演奏とたくや君の話です。

僕は音楽が好きで、曲を聴くとその曲のイメージや似合う風景を思い浮かべるのですが、石田さんの演奏にはそのイメージがはっきりと浮かんできました。一つ残念なのが、白い花の名前を聞いたとき、その花を知らなかったことです。
 たくや君の話には、言葉では言い表せないほど、たくさんの思いが込み上げてきました。たしかに、障害を持つ人を見て一番最初に出てくるのは「かわいそう」です。しかし、たくや君の言うとおり、僕らが五体満足なのは奇跡であるとそう思いました。それからはファミリーバンドなどについて聞いているときはとにかく「すごい」と思い、一度聴いてみたい、観てみたい、とそう思いました。しかし、いきなりの死の話。僕はそう聞いて「えっ」と思いました。今の今まで聴きたい、観たいと思っていたからです。
 講演会が終わったときに、僕はもう終わってしまうのかと感じました。今までの講演会では「やっと終わった」だったのにです。
 最後ですが、楽しい話、悲しい話を絶妙に組み合わせたすばらしい講演会をくれた丸山さん、石田さん、本当にありがとうございました。                    
< 1年 T・K君 >

 「ナンバー1じゃなく、オンリー1でいいんだ。」その言葉は私の心を大きく揺さぶった。
 私は何でもナンバー1がいい。でもそれは希望であって、結果的にはナンバー1なものは一つもない。自分が周りの人々より特別優れているものは何一つとしてない。そう思う。そんな自分に焦りを感じて眠れない日々が続いていた。何をすれば良いのか全くと言っていい程分からなかったが、自分を変えたいと思っていた。でもその考えは、あることをきっかけに間違いだと気付かされた。あることとはもちろん丸山さんの講演会だ。初めは講演会に乗り気じゃなかった私にとっては、とても人生の参考になり、悩みのタネを取り除いてくれる一時だった。
 「ナンバー1じゃなく、オンリー1でいい、君はきみしかいないんだ。」
 その言葉を耳にしたとき、まるで私に向って訴えかけてくれているようで、目頭が熱くなった。正直、綺麗なメロディーに乗せたその言葉よりも、何倍も何十倍も心に響いた。私は私しかいない。何も悩むことはないんだと、少しだけ自分に自信が持てた。

 それともう一つ、人に対しての見る目が変わった一言がある。「どんな元気な友達も、1つ2つは悲しみがあるんだ。」だ。常に私の周りには元気な友達がいる。そんな友達にはいつも励まされていた。丸山さんの話を聞いて、今度は私が友達の力になりたいと思った。悲しみを共に分けあう、そんな難しいことは滅多にない。けれどそんな難しいことをしたい。友達のためだけではなく、自分を成長させるためにも。
 丸山さんの講演会は、私の心に栄養を与えてくれた。自分に自信が持てたし、人に優しくなれる気がする。ほんの少しの大事なことを、私なりに消えないように努力したいと思った。
< 1年 M・Tさん >

 僕はいつも自分のコトを、不幸だとか、悪いとか、劣っていると思い込む。例えば、勉強だったり、スポーツだったり、外見だったりと理由はいろいろある。
 特に自分が思い悩んだコトと言えば、「高校受験」だ。自分は、中学入学当初から、先生、クラスメイトの皆と切磋琢磨し合った。
 夏休みには五百時間勉強も達成し、人一倍勉強に励んだ。そんな自分の志望校は、大学の付属校であり、最難関と言われている高校だ。
 結果は不合格であった。自分の隣で、結果を見て、うれし泣きしている友人達に見せる顔も無く、そのまま一人で帰った。
 家に帰った後、やっと涙が零れ始め、その時に、「自分って不幸だなぁ」と思った。
 それからの生活は、不思議と溜息ばかり出てしまい、何かと充実しない日々が続いていた。 
 そんな中で、今の自分を見つめ直すキッカケを与えて下さったのが、丸山浩路さんだ。
 自分は、拓也君の話がとても印象に残っている。命があるというコトの素晴らしさ、そして大切さを、考え直すコトが出来、ただ、生きているという「アタリマエ」だと思っていたコトがとても尊いモノに感じられた。 
 これからは、順天高校の仲間達、先生方、家族に見守られながら、今この一瞬を大切にそして、懸命に生きていこうと思う。
 丸山浩路さん、本当にありがとうございました。             

< 1年 R・H君 >

 「みんなちがってみんないい。」僕はこの金子みすゞさんの言葉を知ったのは、小学生の時の四年生の時でした。この当時は、この言葉の意味がよく分かりませんでした。言葉それぞれの意味は知っていても、裏にかくされた真の意味がまだ幼かった僕には理解できていなかったのです。ですが今回、丸山先生の講演聞いてやっと分かったような気がします。人はそれぞれみんなと違う所がある。それがまた、人間の面白い所でもあり、人間の真の価値なのだと、六年前には分からなかった言葉の意味が分かりました。
 僕は今、とても後悔したことがあります。それは、中学生の三年間をとてももったいなく過ごしてしまったことです。なぜかというと、この三年間は部活に燃えることもなく勉強も中途半端。今考えてみると、この空白の三年間をなんとか高校生活で取り戻したいと先生の話を聞いて改めて感じました。今後の三年間。勉強では希望の大学進学へ向けて、部活では、目標は大きく全国大会出場を夢に、日々の努力を自分に負けないように高い目標を持ち続け充実した三年間を送っていきたいです。
 どうか体に気をつけて頑張ってください。今回生きる勇気と感動をどうもありがとうございました。
< 1年 S・S君 >

 正直最初のほうはくだらないと思って見ていた。しかし「誰にも長所がある」という言葉を聞いて、生きていく意味の一つとして自分の長所を探すことを追加しようと思った。少し前に、自分が何で生きているのか、や、何のために何十年と生きていくのか、を考えたことがあるからだ。「あなたが死んだら、たくさんの数えきれないほどの人々が悲しみます。」という言葉を聞いたとき、「生きていく意味がないんだったら、辛い思いをしてまで生きることないから死んでもいいや。」と思った以前の自分がはずかしくなった。そして、「どんなに自分が辛いときにも親がいてくれて、一番苦しかったのは、お母さんだ。」という言葉を聞いたときは、涙がにじみました。中学の3年間自分が辛いときに必ず親がいてくれて、いろいろ考えてくれて、乗り越えてきた。その度、親に苦しい思いをさせたことに罪悪感と感謝の気持ちの感情があふれ出した。
 そして、何よりも心にグサッときたのは、「手足があって、自由自在にそれが動くのって普通じゃないよね、キセキだよね。そのキセキニ恵まれて生まれた人たちは、何が不満なの?それで十分じゃないか!」という言葉を聞いたら、目が涙でいっぱいになりました。自分はなんてバカなんだろうって思いました。今まで、アレがほしい。みんなもってるのに何で自分はもってないんだ、とか、何もかもがうまくいかなかった時、何で自分は、みんなのような力を持っていないんだ、とか不満だらけいってたワガママなヤツだった。今考えてみると、14才にして亡くなったあの子に申しわけない。だから、これからは、自分はキセキに恵まれた幸せな人なのだから、明るく生きていきたいと思うし、誰にもあるという自分だけの長所を見つけて、胸をはって生きていきたいと思った。

< 1年 Y・C君 >

 私は第一志望の高校に落ちて、この順天高校に入学しました。初めは、後悔ばかりしていて入学後も新しい環境に何の期待もせず、つまらない日々を送っていました。少なくとも講演会を聞くまではそうでした。
 周りの目ばかりを気にして生きてきた私にとって「オンリーワン」について考えることはほとんどありませんでした。自分について考えても嫌な所ばかり見つけていました。そんなことしか見つけられない自分がもっと嫌でした。ですが、丸山さんの話を聞いて目の前が大きく開けたような気がしたのです。波が一つ一つ違うように人もまた一人ひとり違う、など丸山さんの強いたくさんの言葉は私に大きな力を与えてくれました。
 私は今、高校生活が少しずつ楽しくなってきています。期待も少しずつですがしています。これからも少しずつ自分について考え、丸山さんの言葉を胸に刻み前を向いて力強く、丸山さんのように力強く生きていきます。
 話は変わりますが、石田さんの演奏はとても良かったです。照明と曲調、そして歌声がとても合っていて感動しました。私もピアノをしています。そのおかげで、ボランティアで老人ホームへ行った時、何度か演奏をしました。弾き終わった後の拍手はとても嬉しかったのを鮮明に覚えています。石田さんもきっとそのような気持ちになったと思います。音楽というのは、奏者も聴衆も良い方向へもっていきます。ワンダーリードには同じ力かそれ以上のものがあると思います。
 丸山さんの90分間の講演はとても充実していました。
90分間で私を変えました。また命の大切さ、今生きていることの大切さも学びました。とても感謝しています。
 ありがとうございました。                           

 < 1年 N・K君 >

 私は丸山浩路さんのお話を聴いて新しい感じ方、考え方が学べました。そして、忘れていたことを思い出しました。
 私は前に、友達と奇跡について話した事があります。最初は、ただ単に「好きな人」の話でした。好きな人が自分の事を好きになってくれるのって奇跡だよね。だって世界には六十億人以上も人がいる。なのにたった一人、自分だけを好きになってくれる。これって本当に凄いことだよね。そんな事を話していくと、私達は気が付きました。この国に生まれ、ここで育って、同じ学校で、同じ部活で、友達になって、今、私達は隣同士で並んでる。これも奇跡だ。と。その時、私は何だか泣きたくなりました。嬉しかったのか、悲しかったのかよく分からないけど、何とも言えない気持ちになりました。
 そして今回、お話を聞いていると、新しい感覚を覚えました。生まれつき目の見えない人、耳の聞こえない人、腕がない人、しゃべれない人、病気を持っている人。そんな人達がたくさんいる。けれど、私は何ともない。目も見える、耳も聞こえる、腕もある、しゃべることができる。これって、奇跡だ。また、忘れかけていたこと。友達と話した奇跡のことを思い出すことができました。
 今、ここにいて、今を生きている。それは必然ではなくて、奇跡。当たり前なんて事は有り得ない。だから、私は今を精一杯生きよう、一生懸命に過ごしていこう。そう思えました。忘れかけていたこと、そして本当に大切なことを教えてくださり、ありがとうございました。また機会がありましたら、お話を聴かせて下さい。  
     I love you !                         

< 1年 E・Hさん >



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